動悸と不安感が出たときに使うツボ

#養生法

急にドキドキしてきて、呼吸が苦しくなった経験はありますか?

緊張することが重なったり、疲労が積み重なって睡眠不足が続いていると、動悸が出ることがあります。

30代後半からこのような症状がでやすくなるので、無理のし過ぎは禁物です。

動悸が頻繁に出てくると、今度は「また動悸が出たらどうしよう」という不安感に襲われるようになります。

「予期不安」をいつも抱えていると、非常にエネルギーを消耗します。

このような状態のときに助けになるツボがあります。それがイラストのツボ、「ろうきゅう」です。これは精神的な緊張や疲労が続いて、交感神経優位になっているときに、鍼でちょんと刺激してあげると、ふっと肩の力が抜けて呼吸が深くなる、とても便利なツボです。横隔膜の緊張度合いに変化が起きるのでしょうか。みぞおちの硬結が緩んで、呼吸が深くなり、リラックスモードへ変化します。

この「ろうきゅう」をセルフケアで活かすには、ちょっとしたコツがあります。

まずは手のひらの真ん中にあるこのツボを押さえて、ゆっくり息を吐いてください。次に足の裏から息を吸い上げるイメージで、吸います。この身体の場所をイメージをしながら呼吸をするというのは、自律神経の調整に効果が高く、ここが一番大事なところです。

息を吸ったら、無理のない範囲でゆっくり足の裏から息が出るイメージで息を吐きます。動悸が出ると、呼吸のリズムにも変調をきたすので、ここはできる範囲で大丈夫です。

ツボを押さえながら、足の裏をイメージして呼吸をすると、経絡という気の流れ道をつなぐことができます。正直鍼で反応をみながら経絡調整をするのが、一番効果は高いと思いますが、呼吸とツボ押し、イメージの力も優れた効果を見せてくれます。

心を落ち着けたい時なども、有効ですよ。

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