痛みを緩和させる方法2(気の調整)

#養生法

筋肉の異常緊張が続く時、血行不良が起こり、痛みが続きます。異常緊張は、動きの癖によるものと、「経絡」異常で起こるものがあります。

お尻から太もも裏が痛む→腎・膀胱経

太もも横から、脛まで痛む→腎・大腸経

脛の前が重だるい→脾・胃経

足底が痛む→腎・膀胱経

など。ほんの一例ですが、それぞれの筋肉を支配する「経絡」という気の流れ道が存在します。

これは目にみえるものではなく、あるのかないのかよく理解できないですよね。ところが「東洋医学」の理論に沿って、その経絡の反応点に鍼や灸、または「色シール」を貼ることで、実際に筋肉の緊張が緩み、関節の動きが改善するので、その存在を感じることができます。

私たちは脳の支配を受けています。脳から神経を通して、色々な調整がなされています。東洋医学ではその脳を栄養するものとして「腎」という経絡があります。

「腎」は「緊張・恐怖・不安感」が常にあると、弱くなっていきます。また「冷たいものを食べたり、飲んだり」して内臓を冷やしたり、「寒さ」で体を冷やすことが多いと弱くなります。また「甘い物」などの嗜好品が多くなっても、弱ります。

では「腎」を元気にするためには、どうすれば良いのでしょうか?まずは心を緩やかに解放してあげてください。リラックスした時に私たちの脳は最大限に能力が発揮できます。「腎」の力が強くなる状態です。そして身体を温める食事をとってください。「砂糖」が苦手な反面、「塩・味噌」などを適度に取り入れることで、「腎」は元気になります。また「黒い」食べ物は「腎」を滋養するので、わかめの入ったお味噌汁など良いですね。黒ゴマ塩をかけたご飯などと一緒にとれば、最高です。

 

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