腰痛の原因は?

#鍼灸効果

先ほどいらした60代の患者さまのお話です。
3月に入ってから、花粉症の症状が強くなり、喉が痛くなり、2日ほど寝込んでいたそうです。
その後腰が痛くなり、特に座ってから立つ時に腰が痛み、くの字の状態でしばらく動けないという事態に。
一週間程、その痛みが続き、本日ご来院。

全身の筋肉の緊張状態を確認して、動き、可動域を見ます。
それから経絡状態を見ます。

肺経絡、腎経絡、膀胱経絡の異常が確認できたので、それぞれ反応が出ているツボに相応する色のシールを貼ります。

今回は肺に白。
腎、膀胱に黒。

その後もう一度動き、可動域、痛みの加減を見てみると、

あれ?痛くない。

大幅に改善が見られました。

私が使っているのは、磁石でもなく、イオン球でもなく、鍼でもなく、ただの色紙をつけたシール。

それでも経絡がきれいにとれると、痛みや可動域が改善します。

今回は花粉症が原因の腰痛でした。

花粉の刺激で、肺経が弱ると、小胸筋、前鋸筋が緊張し、肩が前へ巻いていきます。

そして、腎経、膀胱経が弱ると、ふくらはぎ、ハムストリング、お尻、腰、背中など、後ろ全体がこわばります。

その緊張が痛みとなるので、反応が出ているツボにバランスをとるための信号を送ってあげると、筋肉の緊張が緩んで改善するのです。

色がその信号の役割を担います。

ツボ・皮膚は色を読みとる能力があります。
昔読んだ傳田光洋先生の本にも、そのような皮膚の能力について書いてありました。
臨床やってると、本当だなあといつも感心します。

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