デスクワークの女性からこんなお声をよく聞きます。
「最近なんだか息苦しくて、息が吸いにくいんです」
「ずっと肩が凝っていて痛いです」
「頭痛が頻繁に起きるようになって、鎮痛剤飲む回数が増えています」
「噛みしめがひどくなっているみたい。最近顔が凝っていて朝が特にひどいです」
こんな状態が続いているようでしたら、要注意です。
呼吸が浅くなっているサインです。
いつも間にか呼吸が浅くなっている
デスクワークをしている女性に多いのが、この呼吸の問題。
「吸うのが難しい」こんなお声をよく聞きます。
東洋医学では「腎不納気」という言葉があります。
腎が弱くなると吸う力が弱くなるということ。
腎というのは下半身、特に骨盤のあたりと関係が深いのです。
そして座りっぱなしという状態は、骨盤周りの血行を悪くし、腹筋があまり働かず、腰や背中を緊張させます。
骨盤底筋や腹筋などのコアの筋肉が弱くなると、横隔膜を下に引き下げる力が弱くなります。
横隔膜が十分に働けないと、呼吸が浅くなってしまいます。
腹筋の働きを回復させましょう
お腹の力が抜けている状態は、太りやすくなることにもつながります。
肋骨が広がっていくと、腹筋はさらに働きにくくなるため、お腹が出てきてしまうのです。
まずは脇腹の肋骨のあたりを両手で軽く触ってみましょう。
ゆっくり息を吐きながら肋骨が狭くなるのをキープしてください。
おへそと背骨がくっつくようなイメージでお腹をへこませていきます。
そのまま力が抜けないようにしながら、息を吸い、さらにお腹をしめていきます。
3セットで1クール。
どんどんお腹を絞っていくことでコアの筋肉を働かせます。
この呼吸法だけで痩せている方もいます。
横隔膜の働きが良くなって、呼吸が深くなると、肩も楽になって頭痛改善につながります。
ぜひ習慣にされてください。