坐骨神経痛と鍼灸&整体
我が家の歴史は父のひどい腰痛と坐骨神経痛との闘いでした。突然やってくる「ぎっくり腰」。それに伴なう足先まで響く痛みとしびれ、歩行困難。父は「骨盤調整」に出会い、劇的に良くなりました。それがきっかけで「整体・鍼灸院」を開設するに至ります。
私は幼いころから父の腰痛の辛さを見て育ちました。そして鍼灸の資格を持ってからは父を始め、多くの腰痛・坐骨神経痛を患う方の施術を重ねてきました。腰痛、坐骨神経痛の原因は様々です。
1.冷え
冷房、冬の気温低下、ビール、アイスコーヒーなどの冷たい物を常飲するライフスタイル。シャワーのみで湯船につからない習慣。胃腸を冷やし、筋肉は冷え、固くなっていきます。そこに不意に無理な姿勢をとってしまうと、筋肉と神経の炎症が起こり、痛み・しびれが発生します。
2.寝不足
過労状態です。0時過ぎに就寝することが続くと、成長ホルモンの分泌が悪くなり、身体の修復機能がうまく働かず、寝ても疲れが取れない状態が続きます。身体全体が重く、固くなっているところで、ある日、筋肉と神経の炎症が起こり、痛み・しびれが発生します。
3.長時間の座位が続くことによる圧迫での神経炎
車で長い時間運転して座りっぱなし、会議で座りっぱなしなど、座位が長かったためにお尻の筋肉が固くなり、坐骨神経を圧迫して傷めてしまい、痛みとしびれが出ます。
4.ストレス
何かショックなことが起きた時、とても辛い精神状態が続いたとき、腰痛、坐骨神経痛が出てくることがあります。心因性腰痛というのは結構多いです。
5.激しい運動で傷める
ジムに通い始めて頑張っていたら、ある日ぎっくり腰に。ジョギングを続けていたら、坐骨神経痛に。背筋を鍛える体操をしたら、ぎっくり腰に。筋肉を休めて回復する期間をおかず、毎日がんばった結果、筋肉を傷めて、痛みがでてきてしまうパターンは、まじめな方に多いです。
病態
1.腰椎ヘルニアによる坐骨神経の圧迫
2.お尻の筋肉の緊張による坐骨神経の圧迫(筋緊張性の痛み)
3.脊柱管狭窄症による坐骨神経の圧迫
など。坐骨神経痛が出たときはほとんどの方が、まず整形外科で検査を受け、それでも痛みがとれず、鍼灸&整体の施術を試みる方が多いので、「診断名」を伺います。上記のものがほとんどです。
鍼灸&整体はどのように対応して、このしつこい痛みとしびれを緩解させていくかといいますと、
1.経絡バランスの調整
経絡は皮膚の反応点(ツボ)、内臓、筋肉、精神すべてをつなぐエネルギールートです。必要なツボが分かると、そこに色のシールを貼って筋肉の緊張を緩めることができます。可動域がすぐに変わるので、効果が瞬時に分かります。
2.お尻の筋肉とハムストリングス(太もも)を鍼と整体で丁寧に緩めていく
筋肉の緊張を緩めていけば、神経・血管の圧迫がとれて、痛みが緩解していきます。
3.頚椎の歪みの調整
後頭部と仙骨は連動しています。仙腸関節の動きを良くするためにも、後頭部・頚椎の状態を整えることは必須です
以上を繰り返していきます。お家でできるストレッチもお伝えし、「冷え対策」も万全にしていくと、ほとんどの方は痛みのない生活に戻っていきました。
ヘルニアの度合いがひどくて手術に至った若い女性も1人いましたが、それは本当に1人だけ。
脊柱管狭窄症は、脊柱管が変形して神経を圧迫して痛みが出るものなので、手術をしないと回復は難しいかもしれないと思いましたが、筋肉の緊張を丁寧に緩めていくと痛みはなくなり、10分も歩けなかった方が、普通に歩けるまでに回復された例もあります。
あなたがもしも、痛みで辛い毎日を送っているとしたら、鍼灸&整体を試みてください。筋肉の緊張を効果的に緩めるには、鍼がとても良い方法になると思います。
♡こちらは当院の口コミ掲載一覧から抜粋したものです
2017.10.18
坐骨神経痛の痛みと痺れがあり仕事を休職し2ヶ月整形外科に通いブロック注射や物理療法を行いました。
骨にも異常がないと診断されましたが、良くならず不安に駆られていた所、貴院を知りました。
食生活やセルフケアなどのアドバイスも頂き、当初は仕事への焦りも有りましたが前向きに治療をしていこうと気持ちを切り換える事ができ、3ヶ月で随分良くなり仕事にも復帰しようと思います。
これからもセルフケアを続けたいと思います。先生に感謝します。
店舗コメント
2017.10.19 08:46
ココさま
いつもご来院いただき、誠にありがとうございます。
この度は嬉しい口コミ投稿をいただき、感謝申し上げます。
ココさまの症状は来院当時、「長く座っていると腰、お尻から両足の裏、かかとまでしびれが強くなり、痛みが出てきます」というものでした。
しびれがある場合、痛みよりも回復に時間がかかります。施術回数も1週間に2回というペースで始めました。
来院当初はお母さまの運転で送迎という形で、だんだんとご自分で運転して来院できるようになられました。
今ではほとんどの症状が改善し、お仕事に復帰という目処も立ち、喜ばしい限りです。
ココさまは、とても熱心にお家でのセルフケアに努めておられました。「冷え」に気を配るようになり、ストレッチを欠かさず、症状改善のための努力を続けられた結果だと思います。
こらからも疲労が積み重なるまえに、メンテナンスにいらしてください。精一杯応援させていただきます。