Mother Earth通信55号
最近末っ子が「はたらく細胞」というアニメに夢中です。これは身体の中で細胞がどのように働いているのかを、細胞をキャラクター化して見せているので大変分かりやすく、私も大笑いしながら見ています。
免疫系の細胞たちが大活躍しているので「腸が最大の免疫器官」であることを、ようやく子どもにも伝わりました。
「なぜ便秘は放っておいたらダメなのか」から始まり、免疫細胞の5割は小腸、2割が大腸に存在すること、この免疫細胞を元気づけるためにはどうしたら良いのかまで話ができるようになりました。そんなわけで今回は免疫の話をしますね。

免疫とは
体内に侵入した細菌やウイルスなどの病原体を異物と認識して攻撃することで、体内を正常に保ちます。こうした免疫反応を担うのが白血球を中心とする免疫細胞たちです。
免疫力が弱くなる原因
- 緊張や不安が続く
- 過度の疲労
- 栄養不足
これは経験的に分かる気がしませんか?ストレスを受けたことがきっかけで、イマイチ胃腸の調子が悪く、よく眠れない…。こんな時にのどが痛くなったり、鼻水が出たりして風邪を引きますね。免疫力は疲労回復がうまくいかないと落ちます。
免疫力を高める鍼灸
鍼灸はこんな弱った身体を回復させることが得意なのです。
鍼をすることで緊張でガチガチな状態から、血行を改善することにより、リラックス状態へ戻すことが出来ます。
生理学的な説明をすると
- 鍼を皮膚・筋肉内に入れる
- 神経を介して脳の視床下部という自律神経をコントロールする部分を刺激
- 自律神経が刺激されることで、血管が拡張⇒血行改善・ポカポカと身体が温まる
- 同時に脳のホルモンコントロールの部分も刺激され、ホルモンバランスが整う
- 排泄機能が高まり、便通改善。発汗する。
- 胃腸が元気になることで、免疫力が高まる
お灸はまた別の働きで免疫力を上げるのですが、鍼の力はこんな風に働きます。
メンタルを高める鍼灸
また鍼灸をすると心が落ち着くことに、もうお気づきかもしれませんね。メンタル力に大きく関わるのが「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニン。鍼灸刺激によって脳内のセロトニン量が増加することが科学的に分かっているのです。
心が落ち着くことで免疫力はさらに上がりますね。生きていると様々なストレスにさらされるのは常のこと。
私自身も40代始めに不安適応障害という危機に陥りましたが、薬を使うことなく鍼灸で復活した経験を持っています。心と身体のバランスが崩れることは誰にでも起こり得ます。そんな時に頼れる治療院でありたいというのが、Mother Earthが生まれた経緯です。一緒に進んでいきましょうね。鍼灸でサポートします。