高度生殖医療を受けるのなら、身体作りも同時進行することをお勧めします
先日40代の妊婦さん、無事に8か月目を迎えました。
嬉しいです。
安産できるよう、引き続き定期的な施術でサポートしていきます。
彼女がおっしゃっていたのが
「鍼を続けていたら冷えを感じなくなったんです」
ということ。
これは妊活の施術だけでなく、美容鍼を受けている女性からもよく言われることです。
鍼灸を受けていると、なぜ冷え性が良くなるの?
それは鍼は自律神経に作用することができるからです。
自律神経は意思とは関係なく、生きるための身体の調整をしてくれる神経です。
内臓、血管、汗腺など、眠っていても働き続けて、身体の調子を整えてくれます。
自律神経はアクセルの働きをする交感神経と、ブレーキの働きをする副交感神経の2つです。
自律神経のバランス
ストレスが重なると、身体は戦うためにアクセルの交感神経の働きが強くなります。
「緊張」している感じですね。
胃腸の消化機能は落ちて、軟便、下痢になったり、便秘になったり。
夜は寝つきが悪く、夜中に何度も目覚め、目覚めは悪い。もしくは早朝覚醒が続いたり。
反対に、あまり外に出ることなく、運動量が少ない状態が続くと、ブレーキ役の副交感神経の働きが強くなります。
血圧は低く、だるさや眠気が増え、やる気が起きずに、アレルギー症状が出やすい状態に。
どちらもバランスが悪く、血行不良を招き、冷えにつながります。
鍼灸を受けると、この自律神経のバランスがちょうど良いところになるよう、視床下部を介して調整モードになっていきます。
血管の収縮、拡張のバランス。
呼吸のバランス。
消化機能のバランス。
眠りのリズム。
血圧は正常化し、呼吸が深くなり、睡眠の質が向上します。
そうなれば血行が良くなり、冷えはかなり改善していきます。
高度生殖医療を受けるのならば、身体作りを同時進行していくことが大事です
人工授精、体外受精、顕微授精…。
素晴らしい技術です。
ただしこれらはすべて、卵子と精子の距離を人工的にいかに縮めるかという技術。
子宮、卵巣の環境を整えているものではないのです。
これらの技術で必要なのは、まず良質な卵子と精子。
そして無事受精した後には移植。
移植後の環境は子宮内膜がどのくらいふかふかであるか。
妊娠を維持できる母体の力が鍵になります。
だから身体作りも視野に入れて動いていってください。
鍼灸は母体の身体作りのサポートには最適な施術だと考えています。
食事バランス、体幹を作る体操、運動、子宮、卵巣の血行を促す鍼灸、骨盤の歪みを矯正する整体、4児を持つママ鍼灸師が妊娠から出産に至るまで、さらには産後の矯正へとトータルサポートケアをしています。
ご相談くださいね。
お力になれると思います。