痩せにくくなる38歳の壁

#養生法

「最近下腹部のポッコリが取れなくて。前みたいに瘦せなくなってきたんです」

こうおっしゃるのは30代後半に入った女性です。

「太ったらすぐにブロッコリーとかささ身にして、夜はご飯食べないようにしてるし、腹筋も体幹トレーニングも頑張っているのに。なんだか顔もたるんできちゃって。マスクつけているからかな?娘にママ、二重顎になってるよって言われちゃって。」

「あと、段々腰が痛くなっちゃって。仰向けで寝ていると痛くて。朝起きるときも大変」

そんなわけで久しぶりのご来院となったようです。

体型、お顔が変わる時期がある

女性なら経験があるかと思いますが、急に体型、顔のラインが変わる時が来ます。体重はそれほど変わっていないのに、お尻が大きくなって、全体的に丸くなり、お顔もラインがぼやけてくる、そんな時期。

それが大体38歳。

これ不思議なんですけど、多くの女性を見てきて出てきた年齢。

また東洋医学の古典では、女性の身体は7の倍数で変わるとされています。

7歳で歯が生えそろい、14歳で初潮を迎え、21歳で女性の身体が出来上がり、28歳が女盛り(女性ホルモンピーク?)。
そして迎える35歳からはだんだんと容姿が衰え始め、42歳で白髪が出始め、49歳で閉経を迎えるという筋書きを持っているようなのです。

現代は栄養豊富で、昔のような重労働がないから、3年ほどずれ込んで38歳位から下降線に入るのではないでしょうか。

ホルモン分泌、代謝などが変わってくる時期なのだと思います。現代でも、医学上35歳からの出産は高齢出産と定義されていますよね。

身体の機能が変わる時期、代謝が落ちるとき、それが35歳以降なのだと思います。

瘦せにくくなるのはなぜ?

35歳以降は今までのような無理は効かない身体になっていきます。

徹夜は無理だし、睡眠不足でむくむし、ちょっと食べ過ぎたら、元の体重に戻るのも一苦労。アルコールや冷たいものを毎晩飲んでいて、動悸や不眠が出てくるというのも、多くのケースで見られます。

そして脂肪がつきやすい低燃費な身体になっていきます。顔も不摂生でむくみを繰り返していると、その分たるみが出てきます。

今までと同じような生活スタイルを維持するのは、相当な努力が必要になるかもしれません。

どうすればキレイを維持できる?

ここでやみくもに運動を始めるのはやめましょう。大体がけがをします。突如始めた運動に身体が付いていかず、膝や腰の故障で当院にいらっしゃる女性のなんと多いことか。

まずは、夕食の時間を早めて、なるべく早く寝ることを意識してください。夜遅くなればなるほど、胃腸機能は落ちて消化不良が起こりやすくなります。胃腸に負担をかければかけるほど、代謝は落ちて太りやすくなります。便秘にもつながりますよ。

そして運動はまずお腹を作ることを意識しましょう。ゆっくりと息を吐きながら、おへそと背骨をくっつけるようにお腹をぺったんこにしていきます。毎日時間があれば、お腹をへこませていきます。骨盤と肋骨を引っ張り合いっこする意識で上下に伸ばしていくと効果的です。

お腹は呼吸と組み合わせて上記のような簡単な運動を繰り返すことで、きれいになっていきます。まずはお腹を作ってから他の運動に挑戦していくと、けがが少なくなります。

Mother Earthでは「もっときれいに、もっと動かしやすい身体を作る」ために施術とセルフケア、同時進行で進めていきます。

適切な方法を取れば、キレイは実現します。応援しています。

 

 

 

ページの先頭へ