生理痛改善講座3
こんにちは。~女性と子どものためのはり・きゅう治療院~Mother Earthです。
3回目の講座スタートです。
子宮は筋肉でできている
子宮が冷えて血行が悪い状態になると、筋肉の動きは悪くなり、生理の時に不要となった子宮内膜(経血)を押し出す力が弱くなり、子宮の収縮する力が弱くなって、痛みの原因となる物質が出てくるというお話でした。
さてこの物質、プロスタグランジンといいます。
プロスタグランジンは子宮を収縮させて、不要となった子宮内膜(経血)を体外へ出すために出てきます。
ところがこれが出すぎると、子宮はもちろん、全身に悪影響を及ぼします。
子宮への影響:子宮内膜がはがれる→プロスタグランジンが作られる→子宮の筋肉が縮む・血行が悪くなる→お腹が痛くなる
全身への影響:子宮内膜がはがれる→プロスタグランジンが作られる→プロスタグランジンが体中に流れる→むかむかする、気持ち悪くなる、頭痛が起きる、だるくなる
プロスタグランジンというのが、痛みと関係している
どうやらプロスタグランジンというのが、痛みと関係しているようです。プロスタグランジンは生理がある女性にはみんな同じように出てくるはずですが、痛みがある人とない人がいますね。痛みがある人にはプロスタグランジンが過剰に分泌されているからです。
なぜ過剰に分泌されるのでしょうか?子宮内膜がなかなかはがれないから、子宮をより強く収縮するためです。
なんとなく見えてくるのは、身体は「不要のもの=子宮内膜(経血)」を一生懸命、外に出そうと頑張っているということです。その結果痛みも出てしまうということ。
プロスタグランジンが過剰に分泌されなくても、子宮が適度に収縮して、経血を押し出せる身体に整えていくことが、生理痛改善につながるということですね。