生理痛改善6

#養生法

臨床歴23年で、総患者数は26000人くらいになると思います。

私は4人の子どものママでもあり、患者さまには妊婦さん、妊娠希望の女性、産後の女性、生理不順、更年期障害のお悩みなどを診る機会が多かったのです。

足と子宮の深いつながりに気がついたのは、逆子の施術希望が多かったために、子宮の血行をどうすれば良くできるのか、ずっと試行錯誤してきたことからです。

東洋医学の智恵では、卵巣・子宮のトラブルには足の経絡を使うこととされています。

逆子には三陰交(さんいんこう、内くるぶしの上指3本位の位置)、至陰(しいん、足の小指の際)のツボを使うのが基本です。

足の小指の際って、触っても何の反応もないのです。

このツボ、本当に効くの?と若い頃は思っていました。

ところが治療院を開いたら、逆子の施術希望の方が多く訪れるようになり、私はひたすら反応点を探って施術を重ねました。

結果、赤ちゃんがたくさん廻ってくれて、どのツボが効果的なのか、分かってきたのです。

三陰交と至陰は本当に効きます。
それだけではちょっと足りないのですが、それでも赤ちゃんの反応は上々でした。

最初は足のツボにお灸をしても、なかなか熱さを感じない妊婦さんが、施術の回数を重ねるうちにだんだんと熱さを感じるのが早くなります。

そうなると足腰が温かくなって、赤ちゃんは廻りやすくなるのです。

足と子宮は本当につながっている、これは生理不順にも応用がきくのでした。

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