初めての美容鍼3(身体にも鍼をするのはなぜ?)
お顔のしわや、くすみ、歪み、たるみが気になって美容鍼を調べてみたことはありますか?
美容鍼って、とにかくたくさんお顔に鍼が入っているイメージがあるでしょうか?
鍼100本くらいの針山になっている画像もありますね。
あれを見ると、とにかくたくさんお顔に鍼をすれば効果が出るのかな?と思ってしまいます。
半分当たっていて、半分外れています。
当たっている部分の説明としては、鍼を真皮まで入れることで、微細な傷ができます。それを修復しようと、繊維芽細胞がコラーゲンやエラスチンなどお肌の張りを作る成分を出すことで、お肌はきれいになっていきます。
ですがその効果を出すために、鍼100本は要りません。要所をおさえれば、少ない鍼数でも充分な効果を期待できます。
少ない鍼数で効果をきちんと出すためには、身体全体のバランスを整える必要があります。
お顔と内臓の調子はつながっています。
お顔の筋肉は口回りから放射状に筋肉がついています。お口はまさに内臓の入り口ですね。
食べ物を噛むための筋肉が発達していて、また笑顔など細かい表情を作るための筋肉が発達しています。
お口から頬にかけてついている筋肉が縮むことで、口角は上がります。
逆に顎回りの筋肉や、お口回りの筋肉が固くなっていると、口角を下げます。
たるみはまさにこの顎や、お口回りの筋肉の凝りから、下へ引き下げる力が強くなって起こります。
内臓の働きが落ちると、顎やお口回りの筋肉が固くなったり、吹き出物が出てきたりと、いろいろなトラブルが起きます。
大人ニキビなどは、出来る場所によって、東洋医学的にどこの内臓の働きが落ちているのか参考にしたりします。
そして内臓の働きを助けるための反応点(ツボ)を見つけ、そこへ鍼やお灸をすることで、身体の調整を図ることができます。
例えば、頬が下がってきているのは、胃経という、胃に関係する気のルートの流れが悪くなっていると考え、胃の働きを整えます。
胃腸の働きが回復すると、お顔は自然と引き上がっていきます。
お顔の鍼だけではなく、身体全体の調整が必要な理由は、お顔と内臓の働きがつながっているからなのです。
身体の調整なしで、お顔だけに鍼をしても、もちろん効果は出ます。
ですが、その効果は、お身体全体の調整をした上でのお顔の鍼に比べると、格段の差があります。
Mother Earthでは、やはり本当に良い技術を提供したいので、お身体全体の調整は欠かせないのです。