美容鍼ってどんなもの?(施術者の実際の写真含めて公開)
目次
はじめに
今はモデルや芸能人、各界のセレブなどが利用していることで知られるようになった美容鍼。
当院にいらっしゃる女性も「テレビで見たから」「雑誌で見たから」「Instagramで見たから」という方が、とても多くなりました。 「たるみがすごく引き上がるらしい」 「小顔になれるみたい」 「肌荒れが改善するらしい」 このようなメディアで見た情報を元に、いらっしゃいます。
そしてよく聞かれるのがこちらの質問。
「美容鍼はエステやマッサージと、何が違うの?」
美容と健康を叶える美容鍼
美容鍼がもたらす4つの美顔効果
1.プルプル肌に(コラーゲンの産生)
表皮だけでなく、真皮層にまで小さな傷を作ることで、細胞や組織を活性化させます。細胞は傷を修復しようと、コラーゲンやエラスチンを自ら作り出すため、肌にハリと潤いが与えられます。
2.ツルツル肌に(免疫反応で血流の促進)
鍼を皮膚のツボに入れると、身体は鍼を異物と判断するため、免疫反応が起こります。鍼が入った箇所に血液を集めようと血流が循環し、身体の隅々に栄養と酸素が行きわたりはじめることで、代謝が上昇。クスミが薄くなり、肌ツヤが良くなります。
3.スッキリ・パッチリ(筋肉の引き上げ)
鍼をすることで、固くなった筋肉がほぐれ、弾力がアップします。柔軟性が出ることにより、本来筋肉が持っているリフトアップ力が高まり、たるみの解消につながります。
4.全身スッキリ(脳の活性化)
鍼をする場所によっては、ズーンとくるような感覚を覚えます。鍼をしたツボが美肌に効果のある胃腸と関連のある場所であったりすると、鍼の微細な刺激を通して、脳の視床下部へ指令が出て、胃腸の活性化を促します。結果肌の活性化につながります。
美容鍼は、化粧品やエステのように、肌の表面からアプローチするのではなく、組織や細胞、血管や神経を刺激して身体の内側に働きかける美容法です。肌だけでなく、胃腸の改善、肩こり、目の疲れ、足のむくみなど、身体全体のバランスを調整しながら、肌本来が持つ力を活性化していきます。
※資料提供:一般財団法人 日本美容鍼灸マッサージ協会 http://www.j-face.jp
効果の持続期間
「1回でも効果は出るの?」 「どのくらいの間隔で通う必要がある?」 以上のような疑問、不安にお答えしますね。
効果の現れ方には直後効果、事後効果がある
施術が終わった時点で、むくみが取れてスッキリとしたお顔のラインになる、リフトアップしてたるみが目立たなくなる、目の開きが良くなり視界が広がるとともに、ぱっちりとした目になる、おでこがすっきりするなどの効果が期待できます。
施術の翌日から身体の修復機能の働きで、お肌がなめらかになる、たるみが改善される、化粧のノリが良くなるなどの変化が出てきます。
「1回でも、以上のような効果を感じられます」が一つ目の答えですね。
効果はどのくらい続くの?
効果は一般的には2週間前後と言われています。
ただ私が実際に多くの女性の施術効果を見ていて分かったことは、施術を受けた回数によって持続期間が変わり、また個人差があるということです。
20代~30代前半の女性や、歪みが少ない方や、ストレスが少ない方、運動する習慣がある方などは2週間に1回の施術間隔で、効果が持続します。
残念ながら30代後半の多くの女性は骨盤、肋骨、頸椎、足の歪みがあるため、お顔をたるませる要因が多く隠れています。
そのような状態でも、初回から10回ほど1週間に1回のペースで集中的に美容鍼を受けると、お顔の輪郭が変わり、たるみにくい状態を維持できるようになります。
以下をチェックされて下さい
✔️お顔のたるみが気になります
✔️お顔の歪みが気になります
✔️ほうれい線が気になります
✔️おでこのシワが気になります
✔️肌荒れが気になります
✔️目元、口元のたるみが気になります
これらの改善を目指すのでしたら、最初の2か月ほどは1週間に1度のペースが最適な間隔です。
今定期的に美容鍼&整体メニューの施術を受けている方々も、年齢や、職業にもよりますが、大体2~3ヶ月間で気になるお顔の状態が改善しています。
その後は状態に合わせて、10日に1回、14日に1回のペースでメンテナンスを続けている方がほとんどです。 (お身体が辛くなると1週間に1回間隔になりますが。楽になる方が良いですよね。)
美容鍼のデメリット
美容鍼は薬物療法や美容整形とは異なり、自然治癒力を活性化させてお顔にアプローチしていく方法のため、副作用や、腫れや痛みなどのダウンタイムがほとんどない、健康と美容を総合的に叶える身体に優しい美容施術方法です。
ただ鍼を肌、筋肉に入れるという特性上、どうしても「出血」や「内出血」を起こす可能性があります。
以下の内出血の様子は、施術者自身の体験です。一時的に見た目は悪くなりますが、結果的には肌の状態はきれいになるので、ご覧ください。
内出血(青あざ)
ずっと記事にしたかった内出血のお話。
なかなか内出血することがなく画像がなかったため、ずっと保留中でしたが、先日私の口元に内出血が起きたので、写真が撮れました。
鍼灸治療院を開設して以来、内出血問題は常に課題でした。鍼灸の効果は本当にありがたいもので、メリットを数えるとやはり手放せない技術です。唯一のデメリットが内出血で、毛細血管に鍼が当たってしまうと、皮下でぷくっと出血して、少しの間腫れて、皮膚が青くなります。「青あざ」です。きれいに消えるまでに3週間ほどかかり、見た目はやはりよろしくありません。
これは皮下に毛細血管があるために起こることで、同じ方へ同じように鍼をしていても、出来るときは出来るし、出来ないときは出来ないので、予測も避けることもできないのです。直径0.12㎜の細い鍼で皮下2㎜のところへ入れただけでも、内出血が起こることもあれば、直径0.2㎜の比較的太い鍼で筋肉まで3~5㎝入れても、内出血はほとんど起きなかったりします。
内出血はなぜ起きる?
ただ内出血が起きる条件が、少し分かってきました。
そのきっかけは、肩の動きが制限されていて、ちょっと動かしただけでも激痛が走るという女性への鍼灸施術からです。
彼女の肩の筋肉は固く緊張していて、なおかつ痛みで動かせないために「萎縮」と言って筋肉が痩せてきている状態でした。痛みをとって動かせるようにしないと、筋肉はどんどん弱くなります。
施術は全身調整と、肩への鍼を週2回半年ほど行いました。最初の内、彼女の肩は毎回青あざができて、痛々しいほどでした。どんなに細い鍼を使って、浅めに刺鍼しても、大きな青あざになってしまうのです。肩に鍼をすることに抵抗を感じるほどの青あざでした。
けれど青あざで痛みが出ることはないのです。肩の筋肉の血行を良くして、関節の可動域を広げることが最優先課題だったので、色々工夫しながら鍼を続けました。すると不思議なことに1ヶ月ぐらい経つと、青あざができなくなっていったのです。
そして肩の痛みはだんだん引いていき、動かせるようになりました。今では肩の痛みはなくなり、自由に動かせるようになっています。
その体験から、青あざは血行が悪いところで起きやすいことが分かったのです。血行が悪く滞っているところに鍼を打つと、毛細血管の脆弱さからか?出血を起こします。ところが血行が良くなって、毛細血管の状態が良くなると、弾力が回復した血管が逃げてくれるのか、鍼を入れても出血しなくなるのです。
小さく壊して、再生を促す
鍼を入れて内出血が起きる部分は、滞っているところをいったん小さく壊して、きれいに再生していくイメージです。
慢性痛の施術も実は同じで、炎症が治りきらずにずっと小さな炎症が起きているところへ、鍼を入れて小さな傷を作るわけです。小さな傷ができたところは、身体が傷の修復のために血液を集め、コラーゲンやエラスチンなどのたんぱく質を出して、細胞の修復に入ります。いったん壊して、きれいに再生しています。
お顔に青あざができてしまうのは、施術者としてもやはり残念な気持ちになるのですが、痕が残ることはまずありません。傷が治ると、きれいなお肌になっています。滞っていたところが、鍼によって小さく壊され、再生されたからです。
私はこの原理を理解してからは、内出血、青あざの見方が変わりました。青あざは再生の過程です。見た目はよろしくないですけれどね。
人に会う予定や、大事な会合、または写真撮影などがある場合は、やはり7~10日ぐらい前までに美容鍼施術を済ませておいた方が良いでしょう。
ファンデーションでごまかせる場合がほとんどですが、あざの大きさや場所などは状態にもよります。余裕を持ってお手入れのスケジュールを組んでくださいね。
Mother Earthの美容鍼の特徴
基本的に私は自身の顔と身体を使って、検証をしながら、メニューに取り入れていきます。自身で試して効果があったものだけを使い、いらっしゃる女性のお身体と顔の状態を確認しつつ、鍼の太さや長さを決めて施術しています。
昨年、Instagramで自身のbefore-afterの画像を出しました。とても反響が大きかったので、ちょっと考察してみました。今の美容鍼メニューの基になっている体験です。
【考察】
体重はあまり変わっていないのですが、時期によってだいぶ顔の輪郭が変わります。
人のお顔は変化します。
骨格は変わらないのですが、上にのっている筋肉や水分の状態で変わります。
また顎関節や頸椎のズレ、肋骨、骨盤のズレがあると、お顔はたるみ、歪んでいきます。
それらを矯正していくと、お顔は本来の骨格に沿ったフェイスラインに戻り、左右対称に近くなっていきます(人体には左右差があるので、近くなるという表現が一番しっくりきます)。
さてなぜお顔は変わっていくのか。
一つには妊娠・出産の影響。
今回はここに注目。
女性は妊娠すると肋骨も骨盤も大きく広がります。
産後少しずつ元に戻っていくのですが、産後はホルモンの影響で関節がゆるゆるになっています。
ゆるゆるの状態で待ったなしの育児が始まるので、ほとんどのケースでズレていきます。
骨盤でいうと、坐骨や恥骨が開いた状態になり、股関節の不具合が起こりやすくなります。
肋骨は左右どちらかが前へ出て、肩甲骨が外側へ広がり、肩こり、前肩になりやすくなります。
猫背状態、スマホ首状態になりやすくなります。
このズレが小さいうちに矯正していくことが、痛みやお顔の歪みを防ぐことになります。
私は28歳で治療院を開業したため、産前産後も患者さまが待っている状態でした。
出産前日まで働き、3番目以降の産後は約1ヶ月で復帰。
痛みのある患者さまから電話があれば、仕事せざるを得ませんでした。
赤ちゃんをおんぶしながら施術をすることも度々で、結構頑張っていたのです。
残念ながら、無理をすると身体は歪んでいきます。
末っ子の出産後は鏡を見るたびに、「老化」をひしひしと感じていました。
そんなわけで4年前、こちらへ越してきてMother Earthを開設してからは、東京に出かけては、歪んだ身体とお顔を戻す技術を学びに行く週末でした。
自身の身体で検証し、良いものはどんどん治療院の施術に取り入れていきました。
今ではそれは私の資産です。
同じような状態の女性のお力になれるようになりました。
産後うつや、自律神経の乱れ、心の不安、身体の歪みで痛みや動きづらさで苦しんでいる方が、鍼灸・美容鍼・整体で元気な状態に戻っていきます。
施術の方法が、年齢を重ねることでどんどん進化しています。
苦労も決して無駄にはならないようです。
でもあなたにはそんな無理をしないでほしいと願っています。
休む必要があるときには、ゆっくり自分を休ませてあげてください。
Mother Earthは結果が最善になるよう施術間隔をご提案します
美容鍼は、ご本人の自然治癒力を最大限に活かした自然な美容法です。
鍼を使って、皮膚や、筋肉に浅く小さな傷を意図的に作ることで、出来た傷を修復しようと、身体は動き始めます。
身体は自前のコラーゲン、エラスチンをだして細胞の修復を図ります。
血行、リンパの流れも促進されます。
その修復過程で、皮膚や筋肉の血行がよくなり、弾力を取り戻し、お顔が引き締まっていきます。
その修復過程は、小さな浅い傷のため、1週間もたてば自然と終わります。
お顔や頭の筋肉はまた疲労していくと固くなり、引き上げる力が落ちていきます。
顔が下がり始める前に、美容鍼を受けることで、また修復過程が働き始めます。
こうして、お顔はまた再生の過程に入り、お顔がきれいになっていきます。
2~3ヶ月目には筋肉の弾力と肌質が良くなってくるので、持ちが良くなっていきます。
そうして10日に1回、14日に1回の間隔でもきれいを維持できるようになっていきます。
また、Mother Earthは整体を併せて使うことで、幅広いお悩みに対応しています。
頸椎のズレ、顎関節の不具合を整えることで、筋肉が変に引っ張られているところを解放します。
また骨盤、肩甲骨、肋骨、足根骨を整えることで、頸椎の歪みを起こしにくい身体になります。
お腹の筋肉、コアの筋肉が使えるようにトレーニングも始めます。姿勢が良くなるので、猫背による顔のたるみを改善することが出来ます。
ただし、身体の癖は頑固です。日々の仕事や日常生活のなかで、また元の歪んだ状態に戻ります。
ですから家でリセットする方法を身につけてもらう必要があります。
施術とおうちでのセルフケア、両方が必要になるのです。
この癖をとるのに、最低でも1週間に1度のペースでの施術が必要になります。
お顔、お身体を根本的に改善するのには、時間もエネルギーも必要になります。
ですが、その過程で長年の腰痛がなくなったり、生理痛がなくなったり、頭痛が出なくなったりと心身の健康を取り戻している方が多くいらっしゃいます。
よかったら、うちの口コミをご覧になってみてください。
スタートダッシュはちょっと頑張って定期的に来ていただくことが、きれいへの近道です。
身体の中からきれいになりたい、根本的な改善を望む女性を応援しています。