息がしづらい
30代後半~50代の女性に多いこの呼吸にまつわる症状、あなたも経験があるでしょうか。
「息がしにくい」
「吸いにくい」
「肩で呼吸をしてしまう」
「息苦しい」
「吐くのも大変」
呼吸がうまくいかなくなるのは、何が起こっているのでしょうか?
原因
今回のお話は、喘息やアレルギーの機序とは区別しますね。
喘息やアレルギーで起きているのは、気道の粘膜が炎症を起こして腫れてしまい、気道を狭くすることで呼吸困難になっています。
この場合は生命にかかわるので、薬物投与が基本となりますので、早く病院に行きましょう
ではアレルギー反応ではなくて、呼吸がしづらい場合は?
この場合に多いのは、胸郭周りの筋肉の緊張によるものです。
胸郭
胸郭って何?
鳥かごを思い浮かべてください。
私たちの胸は、胸骨(胸の真ん中にあるネクタイのような形をした骨)、肋骨、胸椎(背骨)で構成されています。
この胸郭の骨があることで大切な内臓を守ってくれています。
胸郭の骨には、たくさんの筋肉がついています。
たくさんの筋肉は呼吸を助ける役割があります。
胸や背中の筋肉が固くなっていくと、肩こり、腰痛だけではなく、呼吸もうまくできなくなっていきます。
肩こりを放っておくと、呼吸の問題が出てくることも少なくないのです。
呼吸が浅くなる
呼吸が浅くなっていくと、身体は酸欠状態で、血圧の調整の不具合が起きたり、めまいなどが起きやすくなります。
立ちくらみや、クラっとよくする女性、呼吸の浅さや、肩こりがあることが多いのです。
酸素供給が不十分になるので、疲れやすくなります。
身体は重く、思考能力が低下し、集中力が落ちます。
つまずきやすくなったりします。
胸の筋肉の緊張を緩める
胸の筋肉の緊張を緩めるために効果的なツボがあります。
胸の真ん中にある「だん中」というツボです。
このツボがあるあたりをつまんで、少し上に持ち上げながら深呼吸します。
胸骨上にあるツボをつまむことで、肋骨経由で胸椎(背骨)の方も緩めることができます。
温灸しても効果が期待できます。
小児喘息の施術では、ここに温熱刺激をいれることで発作が出なくなって大変喜ばれます。
上手に使うと即効性があります。
息がしづらいのには身体の緊張がある
呼吸の問題はナイーヴで、精神的なストレス、更年期なども確かに関わってきます。心と身体はつながっているので、どの症状をみても心の状態が関わるのが本当のところです。
ですが、筋肉の緊張を緩めることで解消できる症状は実は多くあります。
肩こり、肩甲骨の動きづらさ、猫背、スマホ首、ここから派生する多くの症状の根っこにあるのは、筋肉の緊張。
Mother Earthでは、お身体を見ながら、隠れている原因を探し、改善を図っています。
今辛くても、よくなる方法はきっとあると思います。諦めないでくださいね。
美容鍼・鍼灸・整体でサポートしています。