潤う身体作り2(女性ホルモン分泌バランスを整える方法)

#養生法

潤う身体作りというタイトルを思いついたのは、ホルモンバランスが崩れたり、自律神経の働きが悪くなると、なんだかお肌もカサカサしてしわが増えるし、爪が割れたり、心もカサカサ、ガサガサしてくるなと感じたからです。

女性ホルモンの分泌バランスが良い時は、エストロゲンの作用で、女性はとても美しくなります。エストロゲンは皮膚や粘膜の潤いを保ち、骨を強くする作用もあります。またコレステロールのバランスを整え、血管を丈夫に保つ作用もあります。

もう一つの女性ホルモン、プロゲステロンは排卵後に、妊娠を維持するために分泌されるホルモンです。受精卵が着床しやすいよう子宮内膜を整え、また体温を高く維持する働きがあります。基本的に妊娠維持のためのホルモンなので、水分を逃がさないよう働き、便秘がちになったり(便が水分をとられて固くなる)、むくみが出たり、お肌には吹き出物が出やすくなったりという状態になります。これは妊娠を望んでいない女性には歓迎されない状態ですが、エストロゲンとプロゲステロン両方のバランスがとれることで、妊娠・出産が可能となり、また生理のリズムがうまくいくので、仕方がないのです。

エストロゲン・プロゲステロンと2つの女性ホルモンが最適なタイミングで働いてくれることで、女性は健康的かつ美しくいられます。

この2つのホルモンの特徴を知ることで、自身の体調の変化が「ホルモンリズム」で起きている自然なことだと理解できるので、覚えておくと便利です。

【まとめ】

女性ホルモンには2つある。

♡エストロゲン(女性を美しくするホルモン)→生理~排卵までの約14日間

・排卵前に精子が通りやすくなるよう、おりものを増やす

・お肌の潤いやハリを保つ、髪をツヤツヤにする

・コレステロールのバランスを整え、血管を丈夫にする

・骨を丈夫にす

・女性らしい身体をつくる

♡プロゲステロン(妊娠維持のためのホルモン)→排卵から生理までの約14日間

・受精卵が着床しやすいよう子宮内膜を整える

・乳腺を発達させるため、胸が張る

・水分を逃さないよう働くため、便秘がちになる

・体温を高めに維持するために、だるくなったり、眠気が強くなる

・食欲が増す

本来は生理中はエストロゲンが働いて、すっきりした身体になっているはずなのに、「生理は辛い」という状態になっているとしたら、何かがうまくいっていません。

次回は何がうまくいっていないのかをみていきます。

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