頑張りすぎているあなたへ
最近はなぜか頑張りすぎて、心が疲れてしまっている女性の声をよく聞くMother Earthです。
私たちは頑張りすぎると、必ず後で反動が出るようにできています。
仕事や何か緊張することが終わったら、なぜか頭痛やめまいが出るという体験をしたことはないですか?
または風邪を引いてしまったり。
頭痛は分かりやすい例です。
何かに集中して気を張り詰めているときは、交感神経が優位になっています。
血管は収縮し、心拍は上がり、血糖値も上がっています。
臨戦態勢に入っています。
別に戦いにいっているわけじゃあないんですけれどね。
身体はこんな風になっています。
やれやれ、やっと終わって緊張から解放されました。
すると身体は副交感神経優位になります。
血管は拡張し、心拍は下がり、血糖値も下がります。
なんだかお腹も減ります。
そして血管の収縮が強かった部分は、反動で拡張して、今度はズキズキ痛みが出てきます。
血管が広がりすぎて、発痛物質まで出てしまったんですね。
交感神経優位が長いと、免疫力も下がります。
頑張った後に風邪を引くのは、そのためです。
自律神経の振れ幅が大きく、頸椎の状態が悪い方はめまいを起こします。
こんな風に私たちは頑張りすぎると、あとでなんらかの調整作用が起こり、痛みや風邪を引くなどの状態になることがあります。
心の場合はどうなるでしょう。
緊張して、緊張して、ずっと脳がフル稼働していると、やっぱり集中力が途切れるときが来るのですね。
ホルモンの分泌も神経伝達も悪くなります。
だから長期間、不安感や、緊張、焦りなどを抱えていると、どこかで何も考えられない、何にもやる気が起きないという状態になります。
うつや落ち込みというのはこんな原理が働いて、起きます。
こうなると自律神経の方もダメージが出てくるので、動悸が出たり、息がしにくい、眠りにくい、食欲不振などなど出てきます。
頑張り過ぎたり、緊張が続くと、こんなに身体に負担がかかります。
ほどほどが良いです。
けれど、なぜか無理が重なる時ってありますね。
そんな時は「私は今、頑張っている」というのを自覚すること。
自覚すると、それだけ休もうという意識も働いて、身体を守ってくれるようになります。
肩の力が入っているときには要注意。
「私は今、頑張っている」って気がついてくださいね。