鍼灸はマッサージやストレッチと何が違うの?
「鍼って、マッサージやストレッチとは効果が違うんですか?」
こんな質問を頂きました。
イメージとしては、
①筋肉の緊張を緩める
②血行促進
③リラックスできる
このような点で一緒のような感じを受けるのかな?と思いました。
鍼灸の適応症
鍼灸を受けるときは
1.腰痛
2.肩こり
3.膝の痛み
このような痛み解消するためにという場合が多いかと思います。
ですが、鍼灸の効果はこのような運動器の症状だけにはとどまらず、もっと広範囲な身体の不調に対応することが出来ます。
たとえば、
1.原因不明の慢性痛
2.生理痛
3.自律神経の乱れ
4.目の疲労
5.耳の不調
6.事故後の浮腫・しびれ
7.頭痛
などなど。
これらの広範囲な症状に対応できるのは、なぜでしょう?
鍼灸の機序
1.鍼灸の刺激は脳へ作用し痛みを抑えることが出来ます
鍼灸の刺激→内因性オピオイドという緩和医療でも使われるモルヒネのような、痛みを脳に伝える神経をブロックするホルモンが分泌されます。
一時期「鍼麻酔」も話題になりました。
2.鍼灸の刺激は自律神経に働きかけます
鍼灸の刺激→胃腸、心臓、血管などに作用し、働きを調節してくれます。
便秘・下痢、食欲不振、食欲亢進、冷え性、のぼせ対応できます。
3.鍼灸の刺激は免疫力を上げます
鍼灸を定期的に受けていると、「風邪を引かなくなった」の声を実際に多くいただきます。
お灸をすると白血球が増えます。
4.炎症が慢性化してなかなか回復しないものを、鍼灸の刺激で、治癒過程を促進させることが出来ます
古傷、捻挫、打撲、事故による慢性痛、浮腫、しびれなどに対し、鍼灸刺激を入れることで、修復機能が働き、治癒が促進されて改善します。
5.お肌のハリ成分、コラーゲンやエラスチンを鍼によって増やすことが出来ます
美容鍼はこれを応用しています
6.循環の悪い部分に直接鍼灸をすることで、血行改善を促すことはできます
固くなっている筋肉に直接鍼を入れることで、筋肉の緊張を緩め、痛みが緩和されます。
7.鍼灸刺激は脳からハッピーホルモン(オキシトシン)が分泌されます。
ストレスフルな状態でも、鍼灸刺激によって、リラックス状態に戻れるということです。
まとめ
以上、鍼灸の効果を思いつくまま挙げてみましたが、マッサージやストレッチで対処できないような自律神経症状、慢性痛、慢性症状、心の状態にも鍼灸は対応できます。
私はあん摩・マッサージ・指圧師の免許も持っていてマッサージも使いますが、やはり鍼灸は効果が高いので、便利です。
あなたの日常のメンテナンスに鍼灸も取り入れると、身体は元気に、そして心は深いリラックス状態を得られると思います。
Mother Earthはこれからも技術向上、専門性を高めて、ご縁のある方の健康に寄与していきます。