事故後の回復→痛みと感覚障害が残っていた手の浮腫への鍼施術
当院はファミリーでご利用される方が多いのが特徴です。
本日は60代の調理師のご主人(奥様・娘さんも当院の患者さま)のお話です。
ご主人が事故に遭われたのは、数か月前。
職場の製麵機に手を挟まれるという大変な事故に遭われ、病院で治療を受けていました。
骨には異常なしとのことで、しばらくの通院後「治っている」と言われたそうですが、手はグローブのようにパンパンに腫れていて、痛みと感覚障害に苦しんでおられました。
こちらへ施術の依頼を受けたのは2か月前です。
我慢を重ねていましたが(病院でできる治療が特にない状態だったので、どうすることもできなかったそうです)、毎夜腕全体の痛みに悩まされるようになり、眠れなくなって、当院へいらっしゃいました。
事故後の障害
幸い骨には異常が見られず、残っている障害は手の浮腫み、腫れ、感覚障害、痛みでした。
板前さんなので、利き腕の右手がこのような状態で、包丁を握るのも大変な状態です。
初めて見せてもらったときに、パンパンに腫れている手は、鍼をすることで血行を良くするのと同時に、傷の修復機能を刺激してあげれば、細胞の修復がもっと進むと思いました。
そこで週1回間隔で鍼施術を始めることにしました。
2回目にいらした時には、パンパンだった手が少しむくみが引いて、指が少し曲げられるようになっていました。
そのことをとても喜んで下さり、回復への希望を持ってくださいました。
2カ月後
施術の回数を重ねるたびに、腫れは引き、痛みはなくなり、しっかり握りこめるようになりました。
手の感覚も当初4割くらいしか感じられなかったものが、今では8割方戻ってきているそうです。
嬉しいですね。
もしもあなたが病院で「異常なし」と診断されても、残っている症状で苦しんでいるようでしたら、鍼灸も視野に入れてみてください。
お力になれるかもしれません。
諦めないでくださいね。