女性ホルモン分泌安定化の鍵
女性ホルモン分泌の鍵を整理してみました。
1.適度な脂肪
2.適度な筋肉
3.栄養豊富な食事
4.適度な運動
5.適度な睡眠
6.愛情あるスキンシップ
7.良好な人間関係
この7つの項目を、1つずつ説明しますね。
本日は適度な脂肪がなぜ必要かというお話です。
そもそも、女性ホルモンの原料は何かご存知でしょうか?
そうです。コレステロールです。だから極端なダイエットをすると、女性ホルモンが作られなくなってしまうのです。
若い女性の女性ホルモンの分泌が安定しないのは、栄養が足りていない部分も大きい気がします。
働いていると、食事の時間も満足に取れないことも多いですよね。お菓子で夕方の空腹を満たして、夜遅く帰宅してからはご飯は抜くというパターン、心当たりがある方も多いかもしれません。血糖値が安定しないため、身体は必死になって栄養をためこもうとします。少しの量を食べても、逆に太るようになってしまいます。
健康的に痩せるためには、実はしっかり食べることから始まるのです。
さて中高年の女性ホルモン事情はまた少し違ってきます。
脂肪って、今の時代、本当に嫌われていますね。お腹周りの脂肪をとりたい中高年女性が多いです。
中高年女性は特に、エストロゲン分泌が下がってくると、脂肪がお腹周りにつきやすい傾向になります。
エストロゲンは脂肪や糖質の代謝を促す働きがあります。閉経後エストロゲンが出なくなると、代謝が落ちるため、脂肪がつきやすくなるのです。
けどこれも自然の摂理なのです。
卵巣機能がほとんど働かなくなると、卵巣からの女性ホルモンの分泌はなくなります。
ところが脂肪細胞が女性ホルモンを代わりに出してくれるようになるのです。
もちろん卵巣からの女性ホルモンと比べれば働きがぐっと小さいのですが、副腎とともに女性ホルモンの分泌を担ってくれます。
あんまり瘦せていると、女性ホルモンの材料がなくて分泌が安定しません。
そんなわけで適度な脂肪が、あなたを守ってくれます。
脂肪も大事なのです。