女性ホルモン分泌安定化の鍵2
女性ホルモン分泌の鍵を整理してみました。
1.適度な脂肪
2.適度な筋肉
3.栄養豊富な食事
4.適度な運動
5.適度な睡眠
6.愛情あるスキンシップ
7.良好な人間関係
この7つの項目を、1つずつ説明しますね。
本日は適度な筋肉がなぜ必要かというお話です。
先日のおさらいです。女性ホルモンの原料はコレステロールでした。
では卵巣から女性ホルモンが出るために、どのようなことが身体に起きているのかを見てみましょう。
まずホルモン分泌の中枢は脳の視床下部にあります。
視床下部から下垂体にホルモンが出て、下垂体から卵巣にさらにホルモンが出て、そこで初めて卵巣から女性ホルモンが出てくるという流れになっています。
このホルモンの流れは、実は血流に乗って分泌されています。
血流は、まず心臓から始まりますね。
心臓から身体の隅々に血液が運ばれ、ホルモンもその流れに乗って、標的とする器官に到達します。
血流は心臓の力だけではなく、筋肉のポンプ作用も使って、全身へくまなく血液を運んでいます。
ふくらはぎは第二の心臓と例えられますが、血液を末端から心臓へ押し戻すのは、ふくらはぎのポンプ作用によるものが大きいのです。
筋肉の量が少ないと、このポンプ作用も小さくなります。
さらに筋肉が固く冷えて弾力を失っていると、ポンプ機能は低下します。
筋肉の状態が悪いと、全身の血行が悪くなり、当然子宮、卵巣への血流も悪くなります。
ホルモン分泌も低下します。
また筋肉は熱産生器官でもあります。
筋肉の量が少ないと身体は冷えます。
冷えると代謝が落ちます。
ホルモン分泌にも当然影響しますね。
弾力ある質の良い筋肉を確保すること。
そして足の筋肉が重要であることを理解していただけると、身体作りはスムーズになります。
階段の上り下りや、歩くことから始め、骨盤周りの筋肉を強化していくと身体は変わってきます。
治療院ではお尻、お腹、内またの筋肉(内転筋群)などの強化を指導しています。
内またの筋肉は骨盤底筋群とつながっているので、女性性をアップさせるためには欠かせない大事なところです。
筋肉があなたの一生を支えますよ。