女性ホルモン分泌安定化の鍵3

#養生法

女性ホルモン分泌の鍵を整理してみました。

1.適度な脂肪

2.適度な筋肉

3.栄養豊富な食事

4.適度な運動

5.適度な睡眠

6.愛情あるスキンシップ

7.良好な人間関係

この7つの項目を、1つずつ説明しますね

本日は栄養改善についてです。

女性ホルモンは血液の流れに乗って運ばれます。

血流が良い状態を作ることが、ホルモン分泌の安定化につながります。

血流が良い状態を作るためには、まず十分な血液量が必要です。

赤血球は血液の主要な構成成分です。

赤血球の数が少なくなれば、酸素と栄養を運ぶ力が落ちて、全ての機能が落ちていきます。

また女性は生理で毎月大量の血液を必要とします。

思春期、妊娠、出産、授乳でも同じく、たくさんの血液を必要とされます。

血液の確保、これが一番の女性の課題になります。

今回は、女性の貧血に大きく関わる赤血球の中のヘモグロビン(血色素)を作る栄養素に注目。

ヘモグロビンが少なくなると、鉄欠乏性貧血といって、酸素が各組織に十分な量を配れなくなります。

ヘモグロビンの材料は鉄。

鉄分を多く含む食品をみていきましょう。

鉄には肉・魚などの動物性食品に多く含まれる「ヘム鉄」と、植物性食品や卵、乳製品に含まれる「非ヘム鉄」の2種類があります。

ヘム鉄の方が身体への吸収率が高く、非ヘム鉄の場合は低いです。非ヘム鉄の場合は、良質なタンパク質やビタミンCを多く含む食品と食べ合わせると、吸収率がアップします。

鉄分の吸収率を上げるためには、鉄、たんぱく質、ビタミンCの3点セットと覚えてください。

また造血効果のあるビタミンB12、B6、葉酸を多く含む食品も一緒に摂りましょう。

造血効果のあるビタミンB12、B6、葉酸栄養素を含む食品を挙げます。

魚介ではかつお、あさり、マグロ、いわし、鮭、牡蛎。

肉ではレバー、豚もも肉。

野菜では菜の花、小松菜、ホウレンソウ、キャベツ、ゴーヤ、ブロッコリー、ジャガイモ、サツマイモ。

海藻ではひじき。

果物ではいちご、オレンジ、メロン、柿、ミカン、バナナ。

それから牛乳、卵、大豆製品など。

他の食品も多くありますが、一部の例として参考にしてみてください。

普段の食事で十分とれそうなものばかりですが、生理のトラブルや不妊、更年期症状がある場合は量が十分に摂れていない可能性があります。

当院では食事で摂れていない栄養素はどれなのか、簡単な尿検査で検査できる【栄養検査キット】をご用意しています。
食事改善は、ご自身の栄養状態がどのような状態にあるのかを知ることから始まります。

実際に足りていると思っていたものが、全然足りていないかもしれません。
簡単な栄養検査を行うことで、改善すべきところはどこかが一目で分かります。

良質な血液の量を確保することは、食事から始まります。
食事改善を効率的に進めていくのに便利な【栄養検査キットVitanote】を使ってみてください。

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