女性専門鍼灸院から送る抗炎症対策
炎症って至るところで起きます。
ぎっくり腰、腱鞘炎、膝の痛み、肘の痛み、肩の痛み、ばね指、捻挫、内臓では肺炎、胃炎、大腸炎など。皮膚ではアトピー、蕁麻疹。つまり痛みや痒みがあるところの裏には、炎症が隠れています。
腫れて痛む急性期、なかなか治らない慢性期。それぞれ炎症が違う形で起きています。
炎症への対策方法を知っていることは、とても大事ですね。
1.腫れて痛む時には、冷やして固定で過度な充血を避けるのが基本
2.慢性的な痛みには、温めて動かして血流を良くしていくことが基本
3.日ごろから炎症が起きにくい身体にするための養生法を知ること。
・睡眠をしっかりとり、疲れをためないこと
・炎症を引き起こすトランス脂肪酸・白砂糖・粉ものを避けることが大切。
市販の揚げ物、菓子パン、お菓子など。精製された小麦粉、糖類、ショートニングたっぷりです。こういうものを避けて生きていく方が、炎症は起きにくいのです。
睡眠が少なくなると、身体の機能は少しずつ落ちていきます。自然治癒力が働きにくい状態になっていくということ。「疲れがとれない」状態であると、細菌感染しやすくなって、負けてしまいます。まずは眠ること。
こういうことを毎日お伝えしていますが、それは「女性」は「女性ホルモン」の分泌がいつも揺れていて、炎症が男性よりも起きやすいからなのです。
「エストロゲン」という女性ホルモンには、「抗炎症作用」があります。妊娠・出産・産後・閉経期などホルモンバランスが揺れている時期は、エストロゲンの分泌が少なくなり、炎症が起きやすくなるのです。排卵から生理前後も同じです。
炎症が起きやすい身体を持っているからこそ、「養生法」を知って、自身の身体を守ってほしい、心からそう願っています。